一覧操作(Manipulator)

ユーザーが任意に、ファイルやデータオブジェクトなどを一覧しながら、選択、新規作成、移動、複製などを行えるようにする。
理由:仮想空間において、ユーザーが自分の関心の対象であるオブジェクトを自由に選び取って動かしながら、作業を管理できるようにするため。

図例
ドラッグ&ドロップによるファイルの操作

効能

  • コンピュータに命令文を伝えるといった間接的な作業ではなく、画面上のオブジェクトを操作しながら段階的に作業状態をゴールに近づけて行くといった直接的・経験的な感覚をユーザーに与えることができる。
  • 作業が段階的になるので、試行錯誤がしやすく、スキルが低くても時間をかければ思いどおりの結果を得られる。例えば、複数のファイルを同時に選択して移動する方法を知らなくても、ひとつずつ移動することで同じ結果を得られる。

用法

  • ユーザーにとって操作対象となるオブジェクトが、アイコン、ウィンドウ、行、セル、グラフィック要素などの表現で画面上に一覧表示し、それを(マウスで)”直接操作“できるようにする。
  • 例えば、ユーザーがあるファイルをフォルダAからフォルダBに移動させる場合、そのファイルをドラッグ&ドロップで操作できると GUI として自然。そのファイルのプロパティ変更画面を開いて保存先をパスで指定し直すといった操作ができてもよいが、オブジェクトに対する直接操作感がないので、GUI としては扱いにくくなる。デスクトップに見えているファイルの名称を変更するといった場合も同様に、プロパティ変更画面で属性を変更するという”設定(Configurator)“の方法を用いるよりも、デスクトップでそのファイルのアイコンのそばの名称表示部分で直接変更できる方がよい。
  • ツリー構造の階層を下りながら操作対象を特定していく場合は、”ドリルダウン“を用いる。

図例
レコード追加や複製といった機能を含んだ一覧操作のモデル例