設定(Configurator)

アプリケーションの初期状態や、プロパティをユーザーの好みに応じて設定できるようにする。
理由:アプリケーションを、設計者や運営者のものとしてではなく、ユーザーのツールとして十分に機能させるため。

図例
ブラウザーの設定

効能

  • 自分の好みに合わせてUIの見た目や振る舞いを変更できる。
  • 毎回設定し直さなくても、自分のツールとしての好みの状態を保てる。
  • 複数の設定を保存して使い分けることができる。

用法

  • UIや機能、動作のカスタマイズ機能を用意する。
  • ターゲットユーザーのセグメントごとなど、数種類のプリセットを用意する。
  • ユーザーが、あらかじめ用意された設定を組み合わせるなどして、オリジナルな設定を作成・保存できるようにする。
  • 設定前と設定後を明確に区別できるようにする。
  • 設定のプレビューができるようにする。
  • 設定作業は、ユーザーから見れば準備段階の手続きであるため、設定作業自体をできる限り発生させない。
  • データベースの仕組み上は属性の変更であっても、ユーザーから見てコンテンツの編集(編集(Editor))と取れる場合には、これらの違いを意識せずに変更作業を終えられるようにする。

注意書き

  • ユーザーが設定に変更を加えた結果、必要な機能を必要なときに使用できなくなる恐れがある。初期設定に戻す機能を設けることで、これを回避する必要がある。