Web 情報アーキテクチャ 第2版

– 最適なサイト構築のための論理的アプローチ –

ルイス・ローゼンフェルド (著), ピーター・モービル (著), 篠原 稔和 (監訳), ソシオメディア株式会社 (翻訳)
オライリー・ジャパン ; 2003年8月20日 ; ISBN: 4-87311-134-X ; 4,620円 (税込) ; 465ページ

Web 情報アーキテクチャ 第2版 表紙

情報アーキテクチャの最新技術や事例を盛り込んだ増補改訂版

1998年に出版された『情報アーキテクチャ入門』の改訂第2版。企業イントラネットやオンラインコミュニティ・サイトにおける事例、インフォメーション・アーキテクチャ実践のための詳細なプロセスなど、ほぼ全面的に書き直された「サイト構築者のバイブル」といっても過言ではない意欲作です。

本書の特長

"私たちが足を踏み入れようとしているのは、ファインダビリティ環境の世界、つまりいつでも、どこからでもあらゆる人、あらゆるものを探すことができるという世界です。もちろん、探すのが成功するかどうかは、効果的な組織化システムとナビゲーションシステム次第です。情報アーキテクチャという分野に注意を払わなければ、私たちはみな、かつてない戸惑いを感じることになるでしょう。

この本の執筆を決意した背景には、急を要する今日のビジネスニーズおよび明日の手ごわい課題への懸念があります。この第2版では75%以上が新しい内容を盛り込んだものとなりました。これは情報アーキテクチャという分野が、短期間にいかに進んだかの証拠であるとも言えるでしょう。第2版での変更点は、主に以下のとおりです。

  • 組織化、ラベリング、ナビゲーション、検索の各章を更新
  • 情報アーキテクチャの実践、情報アーキテクチャの価値のセールスポイント、管理・スタッフィング・教育・経営戦略などのような難題への取り組みに関する章を新しく追加
  • 新しい事例研究を2例加え、企業ポータルとオンラインコミュニティの構築において、いかに情報アーキテクチャの概念と手法を実践すべきかを記述
  • 情報アーキテクチャの重要な情報源(この大部分は数年前には存在していなかった)に関するアドバイス"

(「日本の読者へ」より)

主な内容

  • I部 情報アーキテクチャ入門
    • 1章 情報アーキテクチャの定義
    • 2章 情報アーキテクチャの実践
    • 3章 ユーザーニーズとユーザー行動
  • II部 情報アーキテクチャの基本原則
    • 4章 情報アーキテクチャの解剖学
    • 5章 組織化システム
    • 6章 ラベリングシステム
    • 7章 ナビゲーションシステム
    • 8章 検索システム
    • 9章 シソーラス、制限語彙、メタデータ
  • III部 プロセスとメソッド
    • 10章 調査
    • 11章 戦略
    • 12章 設計と文書化
  • IV部 情報アーキテクチャの実践
    • 13章 教育
    • 14章 倫理
    • 15章 情報アーキテクチャのチーム編成
    • 16章 ツールとソフトウェア
  • V部 情報アーキテクチャの組織展開
    • 17章 情報アーキテクチャの立証
    • 18章 ビジネス戦略
    • 19章 企業の情報アーキテクチャ
  • VI部 事例研究
    • 20章 MSWeb:企業イントラネット
    • 21章 evolt.org:オンラインコミュニティ