自動車関連業者向け業務システムのデザインガイドライン改善支援

  • 工業
2019年

自動車関連業者向け業務パッケージを開発するベンダーに対し、デザインガイドライン拡充のための調査と改善提案を行いました。

チャレンジ

クライアント社内のデザインチームが策定したデザインガイドラインは、設計・開発を担当する外部ベンダーにその意図が伝わらないことで成果物が不均質になりがちで、結果的に品質チェックや手戻りのコストが増大していました。この課題を解消するため、ガイドラインに不足している規定やデザインの不均質につながる表現の課題を検証し、見直しを行いました。

複数の既存アプリケーションを対象としてシステムが扱う業務とそのUIを分析し、デザインの汎化に必要な操作フローや画面レイアウト、使用されるUIコンポーネント等のパターンを抽出。不均一なUIを整理・統合したうえで、ガイドラインに規定すべきUIのパターンを洗い出しました。その際、規定済みのUIや既存アプリケーションのUIでユーザビリティ上の課題があるものについては、簡易なワイヤーフレームを作成しながら改善案を示し、ガイドラインによって実現されるUIデザインの妥当性を高めました。

各ガイド項目の記述についても注意深く検討を行い、各種UIコンポーネントやレイアウトが適用されるべき場面・要件等の基準を明確に定義したり、使用の際の注意点を付記するなどして、担当者が迷わず適切に設計できるよう構成や表現を刷新しました。

アプローチ