検体検査依頼を行うタブレット用アプリケーションのデザイン

  • 医療
2017年

医師や院内スタッフが医療検査機関に対して検査依頼を行うためのタブレット用アプリケーションに関して、医療現場での実用性を重視したインターフェースデザインを行いました。

チャレンジ

紙の伝票によって行われていた医療検体検査の申請手続きにおいて、用紙印刷・配布・更新等のコスト削減等を目的としたタブレットによる申請手続へ切り替えていくための PoC* を支援しました。

これまで紙面の制限によって扱う情報が限定されていたものを、デジタル化に際して多くの情報を見やすく表現することが求められました。同時に、デジタル機器の利用に慣れていない現場のユーザーが容易に操作できることを重要課題として取り組みました。

反復的なプロトタイプの作成、関係者レビュー、修正を繰り返すことで、一見相反するような2つの要求事項に対してインターフェースデザインの妥当性を高めていきました。

あわせて、いままでは紙というメディアを用いていたために発生していた煩雑な作業フローの改善提案もおこない、デザインの対象を利用者の環境面にまで広げた視点で利便性を高めることも実施していきました。

*PoC (Proof of Concept): 新たな概念やアイデアの実現可能性を示すために、簡易な実現化を行い、実用化が可能であることを示すこと。

アプローチ