国立図書館サービス利用アプリケーションのデザイン

  • 公共・学術
2016-2017年

国立図書館内外から利用できる蔵書検索およびサービス申請用アプリケーションに関して、フィールド調査やワーキンググループでのディスカッションを行いながらインターフェースデザインを行いました。

チャレンジ

資料の検索から閲覧・複写等のサービス利用申請、資料受け取りに至るまでの一連の利用フローに対し、明快かつ効率的なインターフェースを提供することで、図書館利用者サービスの満足度向上を目指しました。

事前調査として現行バージョンへのエクスパートレビュー、図書館現地でのフィールドワーク、利用者アンケート、図書館員の気づきなどさまざまなインプットを総合的に分析しながら現状の課題と要求事項を抽出し、デザインコンセプトをまとめました。

デザインフェーズにおいては現場の職員を交えたワーキンググループでディスカッションを重ね、インターフェースの精度を高めました。このディスカッションでは、アプリケーションのUIに関する議論にとどまらず、職員の業務フローに起因する混乱など、幅広い視点で活発な意見やアイデアを引き出しました。

また、その後の実装フェーズにおいてもデザインが意図したとおり実装されるよう、開発チームと連携して細部の振る舞いの確認や実装上の制約に対応するデザイン修正などを行い、ローンチまでの工程を支援しました。

アプローチ