モーダルインタラクション

ある目的を達成するための手続きを決め、それにそって機能を提示する。
理由:手順に従えば確実に目的を達成できるようにするため。

図例
モーダルインタラクション:用途の選択

効能

  • 決まった手順にそって操作するだけで、タスクを確実に完了することができる。
  • システムについてのメンタルモデルがなくても、機能を十分利用できる。
  • 単純なタスクを単純な操作で完遂できる。
  • 試行錯誤の余地をもたせず、必ず一定の結果に導くことができる。

用法

  • 一連の処理を自動化して、ユーザーには最小限のパラメータ指定だけを行わせる。
  • 用途が限定した小さなアプリケーションにする。
  • ウィザード式に画面を遷移させる。
  • タスク指向にする。はじめにモード(用途)を選択させて、ウィザードを開始する。ウィザードが完了するまで他のモードには移れないようにする。
  • 「動詞(アクション指定)→ 名詞(パラメーター指定)」の順序で操作を行うようにする。
  • 作業状況に応じてモーダルダイアログを表示し、パラメーターをまとめて指定できるようにする。

図例
モーダルインタラクション:条件分岐による画面要素の変更

注意書き

  • 自由な使い方ができないので、システムをツールとして自由に扱いたいと考えるユーザーにとっては煩わしい存在となる。
  • 操作手順を経験から推測しづらいため、ひとつひとつの操作の意味を知識として知っている必要がある。