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W3C/WAI「ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン 1.0」

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ガイドライン 5. テーブルは正しい用途で利用する

必要なマークアップを使用して、ブラウザやその他のユーザ・エージェントが、テーブルを正しく変換できるようにする。

テーブルは、タブラー情報のように、本当に必要な場合にだけ使用すべきだ。コンテンツ開発者は、ページのレイアウト制御のために、テーブル(レイアウト・テーブル)を使うべきではない。テーブルはどんな目的で使用するにせよ、スクリーン・リーダーを使っているユーザに、深刻な問題を引き起こすことを念頭に置いてほしい(チェックポイント10.3参照)。

ユーザ・エージェントのなかには、テーブルのセル間を移動したり、ヘッダやその他のセル情報にアクセスできるものもある。しかし、テーブルが適切にマークアップされていなければ、ユーザ・エージェントに正しい情報を提供することはできない(ガイドライン3参照)。

以下に示すチェックポイントを実践すれば、聴覚手段(スクリーン・リーダー、車載PCなど)を使っている人や、ページ内の情報に部分的にしかアクセスできない人(音声出力や点字表示機を使っている目の見えない人や弱視の人、小型モニターを使っているユーザなど)に対して、非常に有益となる。

チェックポイント

5.1 データ・テーブルでは、行ヘッダと列ヘッダを区別する。[優先度1]

例:HTMLでは、データ・セルの識別にはTDを、ヘッダの識別にはTHを使用する。

チェックポイント5.1に関するテクニック:
http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT-TECHS/#tech-table-headers

5.2 行や列のヘッダに複数の論理レベルが存在する場合は、マークアップを利用して、データ・セルとヘッダ・セルを関連づける。[優先度1]

例:HTMLでは、行をグループ化するにはTHEAD、TFOOT、TBODYの各要素を、列をグループ化するにはCOL、COLGROUP要素を使用する。データ間のより複雑な関係を示すには、axis、scope、headersの各属性を使用する。

チェックポイント5.2に関するテクニック:
http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT-TECHS/#tech-table-structure

5.3 テーブルをレイアウト目的で使用しない。ただし、テーブルの情報を横に棒読みしたときに意味が通じるようであれば、使っても構わない。横に棒読みして意味が通じない場合は、代替形式を提供する(テーブルの内容を1行に直線的に書き出したもの)。[優先度2]

注意:ユーザ・エージェントが、スタイルシートのポジショニングをサポートするようになれば、レイアウト目的でのテーブルの使用はやめるべきだ。

参照:チェックポイント3.3
チェックポイント5.3に関するテクニック:
http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT-TECHS/#tech-avoid-table-for-layout

5.4 レイアウトのためにテーブルを使用する場合、視覚的フォーマットを目的とした構造マークアップの使用は避ける。[優先度2]

例:HTMLでは、テーブル・ヘッダではないセルのコンテンツに対してTH要素を使うことで、センタリングや太字の効果を持たせようとする、といった使い方は避ける。

チェックポイント5.4に関するテクニック:
http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT-TECHS/#tech-table-layout

5.5 テーブルには要約を付ける。[優先度3]

例:HTMLでは、TABLE要素のsummary属性を使用する。

チェックポイント5.5に関するテクニック:
http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT-TECHS/#tech-table-summaries

5.6 ヘッダ・ラベルとして、ヘッダの内容を短くまとめたものを提供する。[優先度3]

例:HTMLでは、TH要素にabbr属性を使用する。

チェックポイント5.6に関するテクニック:
http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT-TECHS/#tech-abbreviate-labels
参照:チェックポイント10.3


注意:このドキュメントは、W3Cが勧告として公開している「Web Content Accessibility Guidelines 1.0」を株式会社アスキーが書籍「ウェブ・アクセシビリティ〜すべての人に優しいウェブ・デザイン」にて日本語訳したものです。正式な文書はあくまで英語版であり、この文書には翻訳上の間違いや不適切な表現が含まれている可能性がありますのでご注意ください。

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