「グレースケール表示」機能も、国内のウェブ・アクセシビリティ・チェックツールではLIFT2.0が初めて開発したLIFTにしかないものです。Dreamweaverで制作中のウェブページをグレースケールに自動変換して、色をなくした状態(モノクロの単色)でブラウザ画面に表示します。これは、WCAG1.0のチェックポイント2.1"色を使った情報はすべて、その色が再現できない状態でも利用できるようにする。・・・"と、チェックポイント2.2"前景色と背景色には十分なコントラストを付け、色盲や色弱の人、モノクロ・モニターを使っているユーザーでも識別できるようにする。"に対応するためのシミュレーションです。
ユーザーがウェブページで使用されている色を識別できない状況として、以下のように様々なケースが考えられます。
このような状況では、色だけでしかその情報を表現していない場合にそれが伝わらないという問題が起こるのです。
Dreamweaverで制作中のウェブページ
「グレースケール表示」のブラウザ画面
このように赤字や青字だけで情報を示していると、その色を認識できないユーザーにはその情報が伝わらない。この「グレースケール表示」のブラウザ画面でチェックすれば、色のみで情報を伝えてしまっている箇所がないかどうかを簡単に確認することができます。また、前景色と背景色のコントラストをチェックするのにも活用することができます。
ウェブページの色は、そのページのコンテンツの認知や理解をより高めるための装飾効果や単なる装飾だけを目的に使用するべきです。例えば、製品リストで新製品がどれかを強調したい場合には「製品名(新商品)」とするだけでなく、文字色を赤にするなどしたほうが視覚的な効果は高まります。逆に文字色を赤にして製品名だけしか記述していない場合には、その赤色が認識できないユーザーには他の製品との区別が全くつかず、どれが新製品なのかが伝わりません。このような問題を回避するために追加されたのが、この「グレースケール表示」機能なのです。